アジア全域で事業を展開する大手再生可能エネルギーデベロッパー兼独立系発電事業者であるピーク・エナジー・デベロップメント社（「ピーク・エナジー」）は、シンガポールに1MWの屋上太陽光発電設備を買収し、再生可能エネルギーポートフォリオをさらに拡大しました。​

これと並行して、ピーク・エナジーは、特殊材料製造の世界的リーダーであるアルケマ株式会社（「アルケマ」）と、世界最大の統合バイオファクトリーであるジュロン島にあるシンフォニー工場について、バーチャルPPA契約（vPPA）契約を締結しました。この契約を通じて、ピーク・エナジーは、アルケマがサイエンス・ベースド・ターゲット・イニシアチブ（SBTi）が承認した2030年までにスコープ1+2の温室効果ガス（GHG）排出量を2019年のレベルと比較して48.5％削減するという目標を達成できるよう支援します。​

‍

‍

今回の戦略的買収と仮想電力購入契約（vPPA）は、アジア太平洋地域、特にアジアで最もダイナミックな再生可能エネルギー市場の一つであるシンガポールにおけるピークエナジーの事業拡大への強いコミットメントを示すものです。B2B（企業間取引）セグメントに特に注力しています。​

この太陽光発電設備は2023年から稼働しており、シンガポールに拠点を置くバルブオートメーション企業であるMatco Asia Pte. Ltd.の屋上に設置されています。年間約1ギガワット時（GWh）のクリーンエネルギーを生成しています。​

ピークエナジーCEO、ギャビン・アッダ氏は次のように述べています。 「ピーク・エナジーは、アルケマ社のような企業が、持続可能な方法で電力コストと二酸化炭素排出量を削減できるよう支援することに尽力しています。今回の買収と契約は、この地域における当社の成長を後押しするとともに、2050年までにネットゼロエミッションを達成するというシンガポールの目標にも貢献するでしょう。」​

アルケマ APOCエネルギートランジション兼戦略購買マネージャー、ゾエリン・シュー氏は次のように述べています。 「持続可能性はアルケマの戦略の核となる柱であり、今回のピークエナジーとの提携は、ジュロン島工場におけるスコープ2排出量削減目標達成に向けた重要な一歩です。再生可能エネルギーソリューションを導入することで、シンガポールのエネルギー転換を支援しつつ、環境に対する責任を強化しています。」​

アルケマについて​

アルケマは、マテリアルサイエンスにおける独自の専門知識を基盤とし、新しい持続可能な素材に対する高まり続ける需要に対応するため、トップクラスの技術ポートフォリオを提供しています。スペシャリティマテリアルの専業メーカーとなることを目指し、グループは補完的で強靭、かつ非常に革新的な3つのスペシャリティマテリアルセグメント（接着剤ソリューション、先端材料、コーティングソリューション）で構成されており、これらは2023年のグループ売上高の約92%を占めています。また、競争力のある中間体セグメントも有しています。​

アルケマは、新エネルギー、水へのアクセス、リサイクル、都市化、モビリティなどの課題に対応するための最先端の技術ソリューションを提供し、すべてのステークホルダーとの恒久的な対話を促進しています。2023年のグループ売上高は約95億ユーロで、世界約55カ国で事業を展開し、21,100人の従業員を擁しています。​

ソース: PR ニュースワイヤー、ピーク・エナジー​